2日午前、長崎県島原市内の国道251号で、信号待ちの際に後続車の運転者へ職務質問しようとした警察官が、急発進したこのクルマにひき逃げされる事件が起きた。運転していた男は約30分後に逮捕されている。
長崎県警・島原署によると、事件が起きたのは2日の午前10時30分ごろ。島原市高島付近の国道251号をパトロールしていた同署・交通課の捜査車両(覆面パトカー)が、後ろを走る軽ワゴン車が不審な行動を取ったことから、信号待ちで停車した際に46歳の警部補が職務質問を行おうと接近したところ、クルマは急発進。警部補ははねられて頭部挫傷の軽傷を負った。
クルマはそのまま逃走したため、警察では軽傷ひき逃げ事件として捜査を開始。約30分後に現場から2kmほど離れたパチンコ店の駐車場で容疑車両を発見。運転席にいた35歳の男がひき逃げ容疑を認めたため、道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。
調べに対して男は「無免許運転の発覚を恐れて逃げた」と供述している。警察では警官を負傷させた悪質事案として捜査を続けている。