トヨタが支援する中国の技能工養成センターが改装

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トヨタ自動車は、中国汽車工業トヨタ金杯技能工養成センターの改修竣工披露式を中国遼寧省瀋陽市にある同センター内の実習工場で行ったと発表した。

竣工披露式には遼寧省政府、瀋陽市政府、トヨタ自動車などの代表のほか、教員、生徒など関係者約300人が出席した。

今回の改修では、主に校舎、実習工場の内外装のリニューアルと新たに実習用のエンジン、トランスミッションや電気保全用シーケンストレーナーなどの導入が実施された。このシーケンストレーナーは、トヨタが昨年9月に調印した技能工養成センターに対する第6次支援計画の一環として、20台を無償で提供した。

技能工養成センターは、1990年9月に、中国国産車製造を担う、高い専門技術を持つ人材の育成を目的に、中国汽車工業総公司(現・中国汽車工業協会)、金杯汽車股有限公司が、トヨタの協力を得て設立した。

トヨタは1990年から、設備の無償提供に加え、優秀教員・生徒来日研修の受け入れ、指導教員の中国派遣、トヨタ奨学金の提供など、6次にわたる支援活動を行なってきた。技能工養成センターは開校以来、2006年7月までに約7700人が卒業し、卒業生の就職先として100社以上の企業と提携関係を結んでいる。

また同センターの教育設備、教師陣、生徒の学力などが総合的にハイレベルであると認められ、中央政府、遼寧省政府、瀋陽市政府から国家技能検定所、重点技能工学校として指定されている。

《レスポンス編集部》

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