シュワ知事、ストリートレーシング規制強化

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カリフォルニア州のアーノルド・シュワルツェネッガー知事は、違法なストリートレーシングの取り締まりを強化するための法案に署名した。

これにより、レース目的で一般道で無謀運転やスピード違反をしたドライバーに対し、警察は最高で懲役6カ月、1000ドル以下の罰金を課することが可能となる。またストリートレーシングによる傷害は刑法上の「重罪」に問われることになる。

同時に、車のキーを紛失した場合に、ディーラーではなく合鍵屋で鍵を作る事を可能にする法律も可決された。

これは南北カリフォルニアの自動車クラブからの強い後押しのあった法案で、自動車クラブにはこれまで年間7万件もの不満を訴える電話があったという。その多くは、自動車の合鍵はディーラーのサービスショップでしか作る事ができない、という制約に反対するものだった。

今回の法案成立により、ユーザーはキー紛失の際により簡単に合鍵を入手することができるようになる。このような法律は全米でも初のものだ。

この法案によると、キー紛失でロードサイドアシスタントサービスを受けるユーザーは、その場で合鍵を作ってもらえることになる。またもしそれが不可能な場合、自動車メーカーには24時間以内に本人あるいは家族に合鍵を届けることが義務づけられる。

メーカー側からは盗難防止などの観点で反対意見も出そうな法案だが、ユーザーからは大きな支持を得ているという。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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