17日午前、大分県大分市内の県道で、走行中の乗用車が路外に逸脱して歩道に乗り上げ、そのまま道路に面したガソリンスタンドに突っ込む事故が起きた。店員1人がこのクルマにはねられて死亡、運転していた女性も頭を強打して意識不明の重体となった。
大分県警・大分南署によると、事故が起きたのは17日の午前9時55分ごろ。大分市東院付近の県道で、走行中の乗用車が右カーブを曲がりきれずに路外へ逸脱。そのまま道路左側の歩道を乗り越えて道路に面したガソリンスタンドに突っ込んだ。
クルマは店の外で雨の様子を眺めていた56歳の男性をはね、さらにはスタンド敷地内に設置された電柱とコンクリート壁に激突、大破している。男性は事故から約1時間30分後に収容先の病院で死亡。クルマを運転していた27歳の女性は頭部を強打して意識不明の重体となっている。
現場は片側2車線でカーブとなっている。当時は台風13号の影響で強い雨が降っており、傾斜地でもあることから路面を水が川のように流れており、かなり滑りやすい状態だったという。