ブレーキが効かずに衝突、自転車の男を送検

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宮城県警は4日、自転車のブレーキ装置が壊れていることを承知で運行し、これを原因とする歩行者への衝突事故を起こした23歳の男を重過失容疑で書類送検した。同県警では自転車への取り締まりを強化しており、2人乗り運行の摘発に続くものとなる。

宮城県警・仙台東署によると、問題の事故は8月7日に発生している。同日の午前8時40分ごろ、仙台市宮城野区榴岡4丁目付近の市道で、23歳の男が乗る自転車が道路を歩いていた39歳の女性に衝突した。女性は転倒、首や足を打撲する軽傷を負った。

自転車は右折した直後に女性に衝突しており、当初は前方不注意が事故原因として疑われたが、後の調べでブレーキ装置が壊れて効きが極端に弱くなっていることが判明。運転していた男は前日までにはこれを認識していたが、危機感を覚えることなく、そのまま使用を続けていた結果、女性の姿を認識しながらも停止が間に合わず、減速できないまま衝突していた。

警察ではこの点を重視。事故は自転車のブレーキが効いていれば回避できた可能性が高いとして、男を重過失傷害容疑で書類送検した。

《石田真一》

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