警官をひき逃げした15歳の少年を逮捕

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愛知県警は8月27日、暴走行為を抑止しようとした警官を原付バイクではねて重傷を負わせ、そのまま逃亡していた15歳の少年を道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で緊急逮捕した。今後は業務上過失傷害、もしくは傷害容疑での調べを進める。

愛知県警・愛知署、豊田署によると、問題の事故は8月24日の午前1時55分ごろ発生した。これより以前の同日午前1時45分ごろ。日進市内をパトロールしていた同署のパトカーが蛇行運転を繰り返す2台の原付バイクを発見。追跡を開始した。

バイクは間もなく二手に分かれ、パトカーはこのうち1台を追跡。もう1台は東郷町白鳥2丁目付近にある同署に向かう県道へ進行したため、パトカーが身柄確保を依頼。当直の警察官数人が強制抑止を試みたが、バイクは41歳の警部と衝突。警部は右足を骨折する重傷を負ったが、バイクはそのまま逃走。警察では重傷ひき逃げ事件として捜査していた。

8月26日夜になり、豊田市内に在住する15歳の少年が友人に付き添われて豊田署に出頭。警官をはねて逃走した容疑を認めたために道交法違反容疑で緊急逮捕された。「バイクは友人のもの」と主張しており、警察ではこの友人が実在するかを調べるとともに、逃げたもう1台のバイクに誰が乗っていたのかを厳しく追及する方針。

《石田真一》

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