静岡のトレーラー横転、危険運転罪を見送り

自動車 社会 社会

静岡県静岡市清水区内の国道1号で右折中の大型トレーラーが横転し、歩道にいた女性1人が死亡した7月下旬発生の事故について、検察庁・静岡地検は21日、トレーラーを運転していた61歳の男を業務上過失致死罪で起訴した。危険運転罪の適用も視野に入れた捜査が続けられていたが、結果として見送られている。

問題の事故は7月31日午前に発生した。静岡市清水区西久保付近の国道1号バイパス交差点を右折しようとしていた60歳の男が運転する大型トレーラーがバランスを崩して横転。そのまま左側にある歩道に突っ込み、信号待ちをしていた20歳の女性が下敷きになって死亡した。

トレーラーは充分に減速しないまま右折を開始したとみられ、通常は15km/h前後で開始する右折を2倍の30km/h程度で開始し、これが原因でバランスを崩した可能性が高いことが後の調べで判明した。この点については業務上過失致死容疑で逮捕された運転手の男も認めており、警察では危険運転致死適用の可能性もあるとしてきた。

しかし、検察では「運転していた男も速度超過を認めており、これが事故の原因になったことは間違いないが、それが故意だった、あるいは事故を起こす認識を持っていたという立証は困難である」として、危険運転罪の適用は見送り、業務上過失致死罪で起訴することとなった。
《石田真一》

編集部おすすめのニュース

特集