【神尾寿のアンプラグド特別編】携帯電話の欧州プレミアム…ノキア 後編

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【神尾寿のアンプラグド特別編】携帯電話の欧州プレミアム…ノキア 後編
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 ノキアのラインナップはどこまで広がるか

ノキアは年間40−50機種の新製品を投入しており、非常に幅広いラインナップを構築している。その中には、デザイン重視のものもあれば、ビジネス利用に特化したもの、またはデジタルビデオ撮影までできるAV機能が充実したものまで、多種多様なモデルが用意されている。

しかし、日本ではキャリアが製品投入や販売の主導権を握るため、実際に日本導入されるのはノキアのラインナップの一部だ。さらにドコモとボーダフォンでは導入時期やラインナップ数に違いがあり、au向けにはまったく導入されていない。今後、さらに多くのユーザーがノキア製の携帯電話を選べるようになるのだろうか。

「まず、au向けについては、通信規格が(欧州で標準的な)W-CDMAではないということもありまして、製品が出せるかどうかは未定になっています。ビジネス的にはau向けも必要だと思っていますが、時間がかかるでしょう」

「次にドコモ向けは、現在、『FOMA NM850iG』を発売していますが、ボーダフォン向けに比べるとラインナップが少ないのは認めなければなりません。しかし、我々にとって日本市場は重要ですし、その中で、日本で最大のシェアを持つドコモ向けのラインナップを充実させるのは当然だと思っています」(日下部氏)

ドコモとボーダフォンは同じW-CDMA方式を使っているが、ボーダフォンの方が細かな仕様が欧州にあわせて作られていたため、ノキアとしては製品投入がしやすいという事情がある。そのためボーダフォン向けの方が先に新製品が登場する。だが、今後は「ドコモ向けの導入もペースを早めていきたい」(日下部氏)という。

「ドコモの場合、独自仕様のサービスが多いのは事実ですから、ここはノキアにとってハードルになっています。ここは乗り越えていかなければなりませんが、一度クリアすれば、その後にでるモデルは(ドコモ対応が)楽になっていきます。一歩一歩ですが、今後はノキア製端末を投入できるペースは上がっていくと考えています」(日下部氏)

《神尾寿》

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