フォード今年後半の生産を大幅カット

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フォード今年後半の生産を大幅カット
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フォードモーターではなんとか利益を上げるために、今年後半の北米での生産を大幅カット、それにともない複数の工場閉鎖もありえることを明らかにした。

生産カットの規模は、第3四半期で昨年比7万8000台減、今年の当初の予定より2万台低い数字となり、第4四半期には昨年比21%減、16万8000台の縮小となる。年間にすると今年のフォードの生産台数は300万台をわずかに超える数字となり、全体で昨年比9%減となる。これはフォードが北米で過去20年間に行った中で最大の生産カットだ。

フォードCEOビル・フォード氏は、「この決定は従業員、サプライヤーに大きな影響を与えると思うが、長い目で将来を見据えた時に必要な措置だ」と苦しい内情を語る。

これはフォード投資家らが、「在庫を抱えたりインセンティブ販売に頼るくらいなら生産量を減らせ」と圧力をかけた結果といわれている。生産減により在庫そのものを減らし、結果的にインセンティブをなくす、ひいてはディーラーの利益を考慮する、というのが目的だ。

工場閉鎖、人員削減などの詳細は明らかにされていないが、『ウォール・ストリート・ジャーナル』紙は「1−3割程度の人員削減、厚生福利カット」と報じている。

新たなリストラプランについては9月に発表される予定だが、初めて北米での売り上げナンバー2の座をトヨタに明け渡したフォードの危機感には相当なものがある。
《Sachiko Hijikata, US editor》

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