3年逃亡、動機はなんだ?! 軽微な事故なのに

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鳥取県警は8日、3年前に発生した軽傷ひき逃げ事故の容疑者として、23歳の男を業務上過失傷害と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。事故は軽微な追突であったが、3年間も逃亡するというケースは非常に珍しく、警察では動機を追及している。

鳥取県警・鳥取署によると、問題の事故は2003年8月26日早朝に発生している。鳥取市西大路付近の国道29号で、信号待ちのために停車した40歳男性(当時)が運転する軽乗用車に対し、後続の乗用車が追突。双方のクルマは小破し、男性は頭部打撲などで全治1週間程度の軽傷を負ったが、追突側のクルマはそのまま逃走した。

警察では目撃情報などから八頭町内に住む20歳(当時)の男が容疑に関与した可能性が高いと断定したが、男は逃走したまま行方不明になっていた。しかし、今月に入ってから「男が実家に戻っている」との情報があり、内偵捜査を行っていた同署員がその姿を確認。8日までに逮捕した。

死亡事故や重傷事故を起こした容疑者が長期の逃亡を続けるケースはこれまでにも確認されているが、非常に軽微な事故であったにも関わらず、3年の長期に渡って逃走していたケースは非常に珍しいという。警察では事故の捜査を進めるとともに、男が逃走を続けた動機や潜伏先についても調べを行う方針だ。

《石田真一》

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