いすゞ自動車は、タイの国内販売と輸出が好調に推移しているのに対応したピックアップトラックの生産能力の増強が完了し、年産36万台体制になったと発表した。
同社では2005年4月から、ピックアップトラックの生産能力増強とそれに伴う生産機能の再配置を行ってきた。今回、は泰国いすゞ自動車(IMCT)サムロン工場にあったトラック総組立ラインのゲートウェイ工場への移転を完了した。これにより、サムロン工場で20万台、ゲートウェイ工場のノックダウン輸出5万台、GMタイランドで10万台と合わせて、ピックアップトラック35万台の生産体制が整うことになった。
トラック総組立ラインをIMCTサムロン工場から現在ノックダウン輸出業務を行っているゲートウェイ工場へ移管し、その後の空きスペースを活用して、ピックアップトラックの生産能力を増強したもの。タイでピックアップトラックを2005年には32万台を生産したが、2006年は34万台を計画している。
また、タイから世界各国へ輸出する完成車の生産は、従来どおりGMタイランドへの生産委託で対応していく。