7月28日夕方、沖縄県南城市内の市道に路上駐車したクルマの後部トランクから39歳男性の遺体が発見される事件が起きた。男性の体に争った際に生じたような痕跡はないことから、警察では男性が誤って閉じ込められた可能性が高いとみている。
沖縄県警・与那原署によると、警察が事件発生を認知したのは7月28日の午後4時ごろ。浦添市内に在住する男性から「息子が南城市内の路上に止めたクルマのトランク内で死んでいるのを発見した」との通報が寄せられた。
死亡したのは39歳の男性で、発見当時は上半身裸の状態でクルマの後部トランクに入っていた。クルマのドアロックは全て掛かった状態で、カギは死亡した男性とともに、トランク内から発見されている。男性は7月23日夜に姿を消しており、近隣の人も同24日から現場にクルマが止められていたのを目撃している。男性は死後数日経過しており、失踪直後に死亡した可能性が高いとみられている。
男性の体に目立った外傷が見られないことから、警察では男性が何らかの原因でトランク内に入り、閉じ込められた可能性が高いとして、事件と事故の両面から捜査を進めるとしている。