嫌がらせ目的のクルマ突入、元暴力団員を逮捕

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2005年9月、京都府井手町内にある建設会社の事務所に無人の乗用車が突っ込んで炎上した事件について、京都府警は18日、この会社と当時トラブルを起こしていた元暴力団員の男を現住建造物等放火容疑で逮捕した。

京都府警組対2課と田辺署によると、問題の事件は2005年9月15日未明に発生している。井手町井手合藪付近にある建設会社の建物に乗用車が突っ込んでいるのを住み込みの従業員が発見した。クルマはこの直後に炎上、建物にも延焼して1階部分(約100平方メートル)とクルマを全焼し、約50分後に鎮火した。

その後の調べで、クルマは棒でアクセルを踏んだまま固定する細工がなされていたことが判明。前後のナンバープレートも取り外されており、警察では何者かが嫌がらせ目的で無人のクルマを突入させたと判断。当時この会社とトラブルを起こしていた暴力団の幹部を自称する33歳の男が容疑に関与した疑いがあるとして、その行方を追っていた。

今月に入ってから、この男が愛媛県松山市内に潜伏しているという情報が警察に寄せられ、内偵を重ねた結果、事件を起こした男と確認。現住建造物等放火の容疑で逮捕している。男は容疑について「知らない」などと話しているという。

《石田真一》

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