17日午後、愛媛県今治市内の石油コンビナートに乗用車が不法侵入し、約1時間に渡って構内を走り回る事件が起きた。男は駆けつけた警察官に身柄を取り押さえられ、建造物侵入の現行犯で逮捕されている。
愛媛県警・今治署によると、事件が起きたのは17日の午後0時5分ごろ。今治市菊間町種付近にある石油コンビナートの警備員から「軽乗用車が制止を振り切って施設内に侵入した」との通報が寄せられた。
テロの危険性も考えられることから、同署はパトカー4台を現場に派遣。警備会社やコンビナートと管理する会社のクルマを含め、約10台が施設内を走り回るクルマを追跡した。クルマは20-30km/h程度の速度で約1時間に渡って走り続けたが、最終的には行き止まりに追い込まれて停止。警察ではこのクルマを運転していた37歳の男を建造物侵入の現行犯で逮捕している。
逮捕された男は調べに対して「以前、この施設で働いていた」と話しているが、詳しい動機などはわかっていない。