大阪府警は3日、携帯電話の暴走族系サイトに集団暴走参加を呼びかけ、実際に暴走を行っていた暴走族幹部を自称する少年6人を道路交通法違反(共同危険行為)で逮捕。メンバーとして参加した17人を同容疑で書類送検した。
大阪府警・交通捜査課によると、道交法違反容疑で逮捕されたのは、岸和田市内を中心に活動する暴走族で幹部にあると自称する事件当時16歳の少年6人。この6人は同容疑で書類送検された16-17歳の少年17人とともに、2月26日未明に岸和田市内の国道26号などでバイク15台に分乗。集団暴走を繰り返して他車の通行に妨害を与えた疑いがもたれている。
代表となった少年が1月上旬、携帯電話の暴走族系サイトに対して「同級生で暴走をやろう」と呼びかけ、これに呼応した4グループが参加。結果として呼びかけを行った少年のグループと合わせ、5グループの共同暴走に発展した。事件当日は携帯電話のメールで集合・離散ポイントを決め、取り締まり情報のやり取りなども行っていたとみられている。
逮捕された代表格の少年は警察の調べに対し、「同年代だけで大規模な暴走がしてみたかった。いつもは4-5台なので、15台も集まって気持ち良かった」などと供述しているようだ。