大型トレーラー、民家を直撃して倒壊の危機

自動車 社会 社会

6月29日未明、長野県松本市内の国道19号で、対向車線側に逸脱した軽乗用車と大型トレーラーが正面衝突する事故が起きた。トレーラーは衝突を避けようと急ハンドルを切ったが、この弾みで民家に突っ込んだ。双方の運転者が負傷している。

長野県警・松本署によると、事故が起きたのは6月29日の午前2時45分ごろ。松本市新橋付近の国道19号で、24歳男性の運転する軽乗用車が対向車線側に逸脱。順走してきた35歳男性運転の大型トレーラーと正面衝突した。トレーラーは衝突を避けようと左側へ急ハンドルを切ったが、そのままガードレールをなぎ倒し、道路左側に隣接する木造2階建ての民家に突っ込んだ。

トレーラーは民家の1階部分を大きく破壊。この事故で軽乗用車を運転の男性が足の骨を折る重傷、大型トレーラー運転の男性が打撲の軽傷を負った。民家では住人2人が就寝中だったが、この2人にケガはなかった。

現場は片側1車線で、見通しの良い直線区間。軽自動車側の漫然運転が衝突事故の原因とみられている。トレーラーが突っ込んだ民家は道路側に2階部分が傾いており、トレーラーの車体を引き抜くと一気に崩壊する恐れがあり、警察では撤去方法を検討している。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース