群馬県警は24日、約30年間に渡って無免許運転を続けていたとみられる64歳の男を道路交通法違反の現行犯で逮捕した。正確な無免許の期間は容疑者本人も把握しておらず、資料保存期間を過ぎているために警察側も確認できないという。
群馬県警・前橋署によると、この男は24日の午前8時10分ごろ、前橋市古市町付近の県道を乗用車で走行した際、速度超過違反を行ったとして同署員から取り締まりを受けた。
免許証の提示を求める署員に対し、男は「免許はない。30年ぐらい前に更新を忘れてそのままにしていた」と供述したため、道交法違反の現行犯で逮捕した。
しかし、男は正確な無免許運転の期間を覚えておらず、警察側の資料も保存期間を過ぎたために破棄されていた。男は「普段は運転していない、今日はたまたま会社のクルマを運転した」と供述しているが、警察では男が日常的にクルマを運転していた可能性も視野に入れて調べを進めるとしている。