鬼怒川ゴム工業は、中国の工場で生産能力を増強したと発表した。
現在、中国では自動車メーカー各社の生産能力増強や新規の進出が続いている。 同社は、自動車部品の需要増大に対処するとともに、新規顧客を獲得し、中国国内で強固な事業基盤を築くため、中国の子会社「福州福光橡塑有限公司」の花都工場を増設していた。今回、その花都分工場が完成、生産を開始した。投資額は約6億円。
花都分工場は日系3大メーカーが生産を拡大している広州市の生産拠点で、これまでは中国国内向け生産が中心だったが、今後は欧米を含む輸出ネットワークに織り込むことにより一層の事業展開を図る。
新工場では自動車用シール部品を生産する予定で、売上見込みは2007年度が21億円を見込んでいる。