極端な左側走行、小学生と接触し逃走

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19日朝、兵庫県丹波市内の国道176号で、左側に極端に寄って走行していた乗用車が、登校中の小学生と次々に接触。3人が打撲などの軽傷を負う事故が起きた。クルマは現場から逃走したが、警察では後に22歳の女を逮捕している。

兵庫県警・丹波署によると、事故が起きたのは19日の午前7時30分ごろ。丹波市柏原町下小倉付近の国道176号で、登校のために歩道を歩いていた小学生約15人と、車道を進行してきた乗用車が次々に接触した。このうち3人はドアミラーの直撃を受け、肩やひじなどを打撲する軽傷を負ったが、クルマはそのまま逃走している。

被害を受けた児童によると、クルマは極端に左側へ寄って走行。このために歩道を歩いていた児童と接触したものとみられている。車道と歩道は段差があるのみで、ガードレールなどの設置はなかった。

警察では軽傷ひき逃げ事件として捜査を開始したが、同日午後に22歳の女が「事故を起こした」と警察に出頭してきたため、業務上過失傷害と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。女は事故を起こしたことに気づきながら、そのまま大阪市内にある専門学校に登校していた。

女は精神科への通院歴があると供述しており、警察では責任能力の有無について慎重に調べを進めたいとしている。

《石田真一》

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