18日未明、京都府京都市伏見区内の府道で、道路を横断していた女性がクルマにはねられる事故が起きた。女性は数メートル弾き飛ばされ、意識不明の重体。クルマはそのまま逃走したが、20日までに38歳の男を逮捕している。
京都府警・伏見署によると、事故が起きたのは18日の午前0時20分ごろ。伏見区向島丸町付近の府道をクルマで通りがかった人が、横断歩道の脇に若い女性が頭から血を流して倒れているのを発見。警察に届け出た。女性はすぐに近くの病院へ収容されたが、頭や腰などを強打しており、意識不明の重体となっている。所持品などから近くに住む22歳の女性と判明している。
近くの住人が「ドーン」という激突音を聞いていることや、女性が数メートル弾き飛ばされた形跡が確認できることから、警察では高速進行していたクルマはねられた可能性が高いとして、重傷ひき逃げ事件として捜査を開始した。
この結果、38歳の自動車修理業の男が容疑に関係した可能性が高くなり、警察では20日までに業務上過失傷害と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。飲酒運転の発覚を恐れて逃走した疑いもあり、警察は男を厳しく追及する方針だ。