歩行者の立ち入れない場所でひき逃げ死

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15日未明、愛知県名古屋市名東区内の国道302号で、通常は歩行者が入ることのない車道を歩いていた23歳の男性がクルマにひき逃げされて死亡する事故が起きた。警察では男性をはねたクルマの行方を追っている。

愛知県警・名東署によると、事故が起きたのは15日の午前0時40分ごろ。名古屋市名東区貴船1丁目付近の国道302号を通りかかったクルマの運転者から「車道に人が倒れている」と警察に通報があった。駆けつけた同署員が路上で頭から血を流して倒れている男性を発見。男性はすぐに近くの病院に収容されたが、間もなく死亡した。後の調べで、死亡したのは同区内に在住する23歳の男性と判明している。

現場は片側2車線の直線区間だが、歩道と車道は防音壁で遮られており、通常は人が立ち入れるような構造にはなっていない。事故の直前、男性は現場付近をタクシーで通り掛かったが、同乗していた友人が吐き気を訴え、降車していたという。この友人が気づいたときには男性の姿が見えなくなっていた。

警察では男性がこの間に通過車両からひき逃げされたものとみて、男性をはねたまま逃走しているクルマの行方を追うとともに、タクシーから降車させた場所が不適切だった疑いもあるとして、男性らが乗ったタクシーについても調べを進める方針だ。

《石田真一》

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