側溝のフタを盗む---生活のために、56歳

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大阪府警は9日、道路の側溝に設置されている「グレーチング」と呼ばれる金属製の蓋を盗んだとして、56歳の男を窃盗容疑で逮捕した。男は容疑を認めており、余罪についても話しているという。

大阪府警・南署によると、この男は5月31日の午前5時50分ごろ、大阪市中央区西心斎橋付近の市道脇の側溝に設置されている、グレーチングと呼ばれるステンレス製の蓋4枚(時価約2万円相当)を盗んだ疑いがもたれている。

蓋を盗む男の姿は、繁華街に設置された防犯カメラが何度も撮影しており、地元自治会が警察にパトロールの強化を要請。今月に入り、映像に映っている男と人相が酷似した男を発見し、任意で事情を聞いていたところ、犯行を大筋で認めたために逮捕した。

調べに対し、男は「生活のために盗んだ。業者に1kgあたり約70円で買ってもらった」、「1枚売ると500円程度の収入になった」と供述。昨年から市内で同様の犯行を繰り返していたことも認めている。警察では確認を急ぐとともに、余罪について男を厳しく追及する方針だ。

《石田真一》

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