7日早朝から午前に掛けての間、茨城県ひたちなか市や水戸市内で信号機が夜間設定のまま固定され、昼間設定に切り替わらないトラブルが発生した。トラブルは約3時間に渡って続き、一部で渋滞が発生するなどの混乱が生じた。
茨城県警・交通規制課によると、警察がトラブル発生を把握したのは7日の午前6時30分ごろ。ひたちなか市東大島4丁目付近の住人から「市道の信号が黄色点滅のままになっている」との通報が寄せられた。ひたちなか西署が確認したところ、通常は午前6時までに夜間設定から昼間設定に切り替わる信号機が夜間設定のまま切り替わっていないことがわかった。
その後の調べで、夜間設定のまま固定された信号機は、ひたちなか市や水戸市に542基あることが判明。幹線道(国道や県道)と交差する市道側の青信号時間が極端に短くなったり、黄色点滅のままになっていた。市道から幹線道に流入するクルマの流れが裁ききれなくなったこともあり、市内の各所で朝の通勤時間帯に渋滞が発生した。
同課が原因を調べたところ、県警本部内の交通管制センターに設置され、信号機を一括制御するコンピューターからの指令が各信号機のコントローラーに伝送できない状態となっていた。このため、通信関係の部品を交換したところ、午前10時すぎまでに順次回復していったという。