27日夜、群馬県渋川市内の県道で、道路を横断中の男性がクルマにはねられ、さらにこの男性を介抱していた男性も別のクルマにはねられるという事故が起きた。この事故によって2人が死傷している。
群馬県警・渋川署によると、事故が起きたのは27日の午後9時ごろ。渋川市渋川付近の県道の横断歩道を歩いていた78歳の男性が、通過してきた乗用車にはねられた。男性は車道に転倒したため、はねたクルマを運転していた22歳の男性が「大丈夫ですか」と呼びかけながら近づき、介抱していたところ、後ろからきた別の軽自動車が2人をはねた。
2人はともに数メートル弾き飛ばされ、78歳の男性は頭を強く打って間もなく死亡。介抱していた男性も鎖骨の骨などを折る重傷を負い、近くの病院に収容されて手当てを受けている。
警察では2回目の事故を起こした67歳の女性から業務上過失致死傷容疑で事情を聞いており、最初に事故を起こした男性についても回復を待ち、同傷害容疑で事情を聞く方針だ。なお、男性の死亡はどちらの事故が原因となったのかはまだわかっていないという。