22日未明、神奈川県伊勢原市内の東名高速道路下り線で、走行中の乗用車とシカが衝突する事故が起きた。クルマの前部は小破したが、運転していた46歳の男性にケガは無かった。20日午後に高速道路内へ侵入し、行方不明になっていたシカとみられている。
神奈川県警・高速隊によると、事故が起きたのは22日の午前3時ごろ。伊勢原市上粕屋付近の東名高速下り線を乗用車で走行していた46歳の男性から「道路上でシカと衝突してクルマが壊れた」との通報が寄せられた。
隊員が現場に急行すると、第2車線に体長120cm程度のシカが倒れており、すでに死亡していた。クルマは前部が小破したが、衝突したシカが小型だったこともあり、男性にケガは無かった。
現場付近では20日午後にもシカが侵入。本線上を走り回ったため、通行止めにして捕獲作戦が行われている。当初の目撃上では2頭だったが、1頭は行方不明になっており、警察では今回死亡したシカがこの1頭と同一の可能性が高いとみている。