飲酒ひき逃げ、破損したラジエーターが容疑者教える

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山梨県警は21日、飲酒運転を主因とする軽傷ひき逃げ事故を起こしたとして、57歳の女を業務上過失傷害と道路交通法違反(酒気帯び、ひき逃げ)容疑で逮捕した。衝突によって破損したラジエーターから漏れたクーラント液が逃走経路を示したという。

山梨県警・南甲府署によると、事故が起きたのは21日の午前2時ごろ。中央市布施付近の県道で、30歳の男性が運転するバイクと、一時停止を無視して進行してきたとみられる乗用車が出会い頭に衝突した。バイクは転倒し、男性は足を打撲する軽傷を負ったが、クルマはそのまま逃走した。

警察では軽傷ひき逃げ事件として捜査を開始したが、路面にラジエーターから漏れ出したとみられるクーラント液が落ちていることに捜査員が気づいた。これは容疑車両の逃走経路を示すように路面に落ちており、これを追跡した結果として57歳の女が容疑に絡んだものと断定し、逮捕している。

女からは酒気帯び相当量のアルコール分を検出しており、調べに対しては「飲酒運転の発覚を恐れて逃げた」と供述。警察官が事故後、時間を置かずに現れたことを驚いていたという。

《石田真一》

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