マツダは28日、2006年3月期決算と07年3月期の業績予想を発表した。
06年3月期は連結営業利益が前期比48.8%増の1234億円と2期連続で過去最高になるとともに、初めて1000億円の大台を突破した。06年度を最終とする中期計画「マツダモメンタム」の目標であった1000億円を1年前倒しで達成した。
今期(07年3月期)は引き続き、販売拡大による増収効果から営業利益は9.4%増の1350億円を予想、3期連続の最高益更新となる。世界出荷台数は5.3%増の121万台を見込んでいる。売上高は6.2%増の3兆1000億円と初の3兆円台に乗せる。純利益は12.4%増の750億円を予想。
東京で会見した井巻久一社長は「マツダモメンタムの最終年度となるが、ブランドの更なる強化と北米事業の着実な拡大を図りたい」と述べた。