郵便局で現金を引き出す人をマーク

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埼玉県警は14日、郵便局から現金を引き出したばかりの高齢者を狙い、クルマから現金入りの紙袋を盗んだとして、別の窃盗容疑で逮捕・起訴されている30歳と26歳の男を窃盗容疑で追送検した。

埼玉県警・浦和署によると、問題の事件は2005年11月16日の午後1時20分ごろ発生している。さいたま市南区白幡2丁目付近の県道で、65歳の男性が運転する乗用車が信号待ちのために停車したところ、後方からバイクで接近してきた2人組の男がいきなり後部左側のドアを開き、座席の上に載せてあった現金約320万円が入った紙袋を奪って逃走した。

現場周辺では、2005年9月からさいたま中央郵便局で現金を引き出した人が襲撃される事件が相次いでいた。容疑者はいずれもバイクに乗った2人組の男。

今回被害を受けた男性も事件直前に郵便局で現金を引き出したばかりだったことから、警察では客を装い、郵便局内で現金引き出しをチェックしている人物が存在するものとして防犯カメラの映像解析を進めたところ、様子を伺うように動く人物がいることを発見。この人物が今回追送検された30歳の男だった。

一連の事件の被害総額は600万円を超えている。警察では男たちを厳しく追及し、余罪についても調べを進める方針だ。

《石田真一》

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