特養ホームで暴走、3人死傷…ペダル踏み間違えか

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9日夕方、埼玉県羽生市内にある特別養護老人ホームの敷地内で乗用車が暴走して館内に突っ込む事故が起きた。この事故で95歳と78歳の女性が死亡。他の1人が軽傷を負った。警察ではこのホームに勤務する53歳の女を逮捕している。

埼玉県警・羽生署によると、事故が起きたのは9日の午後4時25分ごろ。羽生市下村君付近にある特別養護老人ホームの敷地内駐車場で、デイサービス送迎用のワゴン車が暴走し、そのまま正面にある談話室に突っ込んだ。

当時この談話室では入所している高齢者3人がテレビを見ていたが、クルマはこの3人を直撃。95歳の女性と78歳の女性が腹部などを強打し、収容先の病院で死亡。86歳の女性が頭を打つなどの軽傷を負っている。

警察ではこのホームに勤務する53歳の女を業務上過失傷害の現行犯で逮捕。女性の死亡後は容疑を同致死傷に切り換えて調べを進めている。調べに対し、女は「駐車したクルマの位置を直そうと、前後進を繰り返しているうちにいきなり加速した」と供述している。事故の状況からアクセルとブレーキを踏み間違えた可能性も高いとみている。

《石田真一》

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