昭和電工の子会社、メタリック塗装向けペーストを値上げ

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昭和電工の連結子会社、昭和アルミパウダーはメタリック塗装向けアルミニウムペースト『Sap』の価格を4月1日から値上げすることを決定した。

このSapは、主原料であるアルミニウム箔やアルミニウム粉にナフサを基礎原料とする各種溶剤を加え、粉砕や圧延などの処理を施してペースト状にした商品で、自動車のメタリック塗装をはじめ、幅広い分野で利用されている。

今回の値上げ幅は汎用品グレードが10%(1kgあたり平均50円)、少量特殊品グレードが5%(同100円)。

同社では、営業体制を改め製販一体体制とするなど、これまで合理化によるコストダウンに努めてきたが、原料やエネルギーコストの高騰は自助努力の範囲を超えており、顧客にその一部の負担をお願いせざるを得ない、としている。

《山田清志》

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