パトカーの追跡を実力阻止、キーを盗む

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兵庫県警は1月28日、パトカーの追跡を阻止しようと、職務質問に応じるふりをして接近してパトカーのキーを抜き、そのまま逃走していたとして、奈良県内に在住する男4人を窃盗や犯人隠避の容疑で逮捕した。

兵庫県警・津名西署によると、事件が起きたのは1月25日の午前1時15分ごろ。淡路市志筑付近の国道28号をパトロールしていた同署・地域課に所属する警察官が、道路中央部で旋回を繰り返している軽ワゴン車を発見。クルマを停止させ、職務質問実施のために運転席側に近づこうとした。

ところがこのクルマに同乗していた別の男がパトカーの運転席からキーを奪って逃走。警察官は予備のキーを使ってパトカーのエンジンを再始動して追跡を開始し、約10分後にクルマを強制抑止。運転していた27歳の男を道路交通法違反(酒気帯び運転)の現行犯で逮捕したが、同乗していた3人は混乱に乗じて徒歩で逃走した。

だが、逮捕した男の供述から他の3人についても身元が判明。1月28日までに窃盗や犯人隠避の容疑で逮捕している。また、盗まれたパトカーのキーは1月27日に淡路市内で発見されている。4人は事件直前までスナックで飲酒しており、飲酒運転の発覚と追跡から逃れるためにパトカーのキーを奪ったことを大筋で認めているという。

《石田真一》

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