仙台アーケード街暴走事件、被害者立会いの現場検証

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宮城県警は21日、昨年12月に仙台市青葉区内のアーケード街で起きた暴走事件について、被害者立会いの下で同型車を使用した現場検証を実施した。事件が起きた際と同じコース、同じ速度で数回に渡ってクルマを走らせ、位置関係などを調べた。

問題の事件は25日の午後6時50分ごろ発生している。仙台市青葉区一番町3丁目付近の市道アーケード街「マーブルロードおおまち」で、52歳の男が運転するワゴン車が強引に進入して暴走。約90mの距離を走り抜ける途中で歩行者7人を次々にはねて軽傷を負わせた。警察では男を業務上過失傷害や道路交通法違反(ひき逃げ)の現行犯で逮捕している。

今回の現場検証はアーケード街の店舗の営業に支障がないよう、午前7時ごろから内部を一般立ち入り禁止にした上で実施。被害者立会いの下、事件に使われたものと同型のクルマを10回に渡り、同じ速度で走行させた。

被害者は当時歩いていた位置に立ち、クルマがどの程度まで接近した段階で気づいたのか、回避はどのように行ったのかなどを調べた。

《石田真一》

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