飲酒運転のクルマに新聞配達の高校生はねられる

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21日未明、兵庫県西宮市内の県道で、信号無視を行ったとしてパトカーに追跡されていた乗用車が、自転車で通行中の男子高校生をはねて軽傷を負わせる事件が起きた。警察ではクルマを運転していた22歳の男を道路交通法違反の現行犯で逮捕している。

兵庫県警・西宮署によると、事件が起きたのは21日の午前4時15分ごろ。西宮市和上町付近の市道でパトロールを行っていた同署のパトカーが、赤信号を無視して走り去ろうとする乗用車を発見。停止命令も無視したため、ただちに追跡を開始した。

クルマは約1kmに渡って逃走したが、西宮市市庭町付近の県道交差点を信号無視して通過しようとしたところ、新聞配達のアルバイトのために自転車で通行していた16歳の男子高校生と接触する事故を起こした。高校生は足などを打撲する全治10日間程度の軽傷を負い、近くの病院で手当てを受けている。

クルマを運転していた22歳の男からは酒気帯び相当量のアルコール分が検出されたため、同署は男を道交法違反(酒気帯び運転、信号無視)の現行犯で逮捕。業務上過失傷害容疑でも取り調べを進めている。男は調べに対して「飲酒運転の発覚を恐れて逃げた」などと話しているという。

《石田真一》

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