朝刊から気になるニュース、気になる自動車関連記事をピックアップ、その内幕を分析するマスコミクルージング(原則として朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版を対象にチェック)。
2006年1月20日付
●トヨタ労組「1000円」要求の方針(読売・2面)
●ホンダ、4年ぶり賃上げ要求へ(読売・8面)
●ヤマトの差し止め請求棄却、「ゆうパック」ローソンでの扱い「郵政公社に不公正はない」(朝日・3面)
●トヨタといすゞ、リコール届け出(朝日・33面)
●損保ジャパン不払い、数百件 海外旅行保険に集中(毎日・1面)
●三井物産DPF、装着車走行禁止、都など4月から(毎日・28面)
●自殺?のライブドア子会社元社長 偽計取引キーマン、投資事業組合を設置(産経・1面)
●トヨタの総意奥田会長は、取締役で残留を、本人は「妻と世界一周」(産経・8面)
●若者の需要生む車づくりを、渡邊捷昭・トヨタ社長(東京・7面)
●生産・販売06年計画7%増、いすゞ自動車(日経・13面)
ひとくちコメント
自動車各社の2006年春闘がいよいよ本格始動する。きょうの読売などが報じているが、4年ぶりにベアを要求するトヨタ自動車労働組合が06年春闘の賃上げ交渉で、1000円のベースアップ(ベア)を要求する方針を固めたという。年間一時金は2年ぶりに減額要求で、240万円前後で調整中。27日に執行部案を職場に提案し2月13日に正式決定する。
また、ホンダとグループ企業の労働組合で構成する全国本田労働組合連合会も都内で中央委員会を開き、今春闘でベアを含めて賃金水準の積極的な引き上げに取り組む要求方針を決めた。ただ「物価上昇が明確になっていない」として、賃上げの統一要求はしないほか、年間一時金は、昨年と同じ5カ月以上を統一要求する模様。
トヨタやホンダは春闘相場をリードするだけに、その要求が注目のマトとなっている。