GMワゴナー会長、北米再建の最優先を宣言

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GMワゴナー会長、北米再建の最優先を宣言
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ゼネラルモーターズのリチャード・ワゴナー会長兼CEOは、証券アナリストとの会談で「GMは2006年の財務状況の改善と長期的な成功を実現するために、北米再建計画の実施を急速に進めている」と語った。また「GMの最優先事項は北米事業の収益性と良好なキャッシュフローをできる限り早く回復することだ」と述べた。
 
GMは米国の販売不振で経営が悪化しており、株価も急落している。ワゴナー会長は「我々は財務流動性を強化する道を探り続けており、一番明快な方法は北米自動車事業を立て直し、良好なキャッシュフローを生み出せるようにすることだと理解している。また、我々はそれ以外の可能性も同時に探って行くつもりだ」としている。その上で「GMは今年、北米ではまず再建計画を完全かつ迅速に実施することに集中する。

この計画は、GMの業績を早急に改善できる分野に焦点を置いている。これと同様に重要なのは、長期的な競争力を根本的に強化することだ。我々は、2006年に業績を改善し、2007年にはさらに前進できると予想している」と述べた。
 
GMは今後2年間で、新型のフルサイズSUVとピックアップトラックの投入、クロスオーバービークルの拡充、サターンのラインナップの大幅な増強などで短期間で米国販売の立て直しを図る。

《レスポンス編集部》

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