3日未明、千葉県横芝町内の県道に架かる橋へ乗用車が衝突し、そのまま約6m下を流れる川に転落する事故が起きた。
千葉県警・成東署によると、事故が起きたのは3日の午前2時40分ごろ。横芝町屋形付近の県道で、「走行していた乗用車が橋の欄干を突き破って転落したらしい」との通報が近隣の住民から寄せられた。現場に急行した同署員が破壊された橋の欄干と、約6m下を流れる川に浮いているクルマを確認。地元消防が救助に当たったが、クルマの中に運転者の姿は確認されなかった。
その後の調べで、クルマのシートベルトは運転者自らが外したと考えられることから、捜索範囲を広げたところ、約10m離れた場所の川底に沈んでいる男性を発見したが、すでに溺死していた。脱出後に低水温で力尽きたものとみられている。所持していた免許証から、死亡したのは船橋市内に在住する24歳の男性と最終的に確認された。
現場は見通しの良い直線区間だが、事故当時の気温は氷点下で橋の手前から路面が凍結していた。クルマはこの部分でグリップを失い、欄干に向かって逸脱していったものとみられている。