「もう逃げられない」北九州の親子ひき逃げの容疑者逮捕

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福岡県警は25日、北九州市小倉北区内で死亡ひき逃げ事故を起こすとともに、このクルマを海中に遺棄して証拠隠滅を図ったとして、35歳の男を業務上過失致死と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。

福岡県警・小倉北署によると、問題の事故は20日の午後7時30分ごろ発生している。北九州市小倉北区上富野3丁目付近の国道3号線で、59歳の男性と12歳の男子中学生が乗った2人乗り自転車が道路を横断しようとしていたところ、左方向から走ってきた乗用車と衝突した。2人は自転車ごと数メートル弾き飛ばされ、収容先の病院で死亡した。2人をはねたクルマはそのまま逃走したが、22日に同区内の岸壁から海中に遺棄されているのが発見されている。

ナンバープレートは外されていたが、車台番号やエンジン番号から車両を特定。所有者である35歳の男が事故を起こしたとほぼ断定して逮捕状を取り、立ち寄り先などを当たっていた。男は逃走を続けていたが、25日に自ら出頭。緊急逮捕されている。

取り調べに対し、男は容疑を大筋で認めた上で「怖くなったので逃げた」、「逃げたが、警察の手が自分の近くに及んでいることを知り、逃げられないと悟った」などと供述している。警察では証拠隠滅の経緯についても男を厳しく追及する方針だ。

《石田真一》

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