人違いで車内に監禁、クルマに放火

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25日未明、兵庫県姫路市内の市道で、路上に駐車したクルマの車内にいた男女が若い男に襲撃され、2時間あまりに渡って車内に監禁される事件が起きた。男は最終的にクルマを奪って逃走したが、クルマは後に放火された状態で発見されている。

兵庫県警・網干署によると、事件が起きたのは25日の午前0時30分ごろ。姫路市大津区真砂町付近の市道で、28歳の男性と28歳の女性が路上に止めたクルマの中で話をしていたところ、若い男が近づき「俺を殴ったのはお前か?」などと因縁をつけた。男はナイフを示しながら「同じクルマに乗った男に殴られた」などと言いながらクルマへ強引に乗りこみ、男性には後部座席に移動するように命令。自らは運転席に乗り込み、助手席にいた女性をナイフで威嚇しながら市内を周回。その間、男女を監禁状態に置いた。

監禁状態は約2時間に渡って続いたが、午前2時30分ごろにクルマが停止した際、男性は隙をみて男につかみかかり、女性には車外に脱出するように指示した。これを追おうとした男と男性は車外でもみ合いになり、男性はこの際にナイフで腕や足など数カ所を刺された。男はクルマを奪ってその場から逃走した。

通報を受けた警察では傷害と逮捕監禁容疑で捜査を開始。奪われたクルマはその後、現場近くの建設会社敷地内で炎上しているのが発見された。放火されたものとみられている。逃走している男は20−30歳代で、身長は約170cm。短めの茶髪で、黒のダウンジャケットを着ていたという。被害を受けた男女とも男と面識はなく、男が言うようなトラブルにも心当たりが無いという。

《石田真一》

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