ひき逃げの容疑車両、海中に遺棄されていた

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20日夜に福岡県北九州市小倉北区内の国道3号線で発生した死亡ひき逃げ事件について、福岡県警は22日、この事故に関与したとみられるクルマが同区内の海中に遺棄されていたことを明らかにした。容疑者が証拠隠滅を図ったとみられている。

福岡県警・小倉北署によると、問題の事故は20日の午後7時30分ごろ発生している。北九州市小倉北区上富野3丁目付近の国道3号線で、59歳の男性と12歳の男子中学生が乗った2人乗り自転車が道路を横断しようとしていたところ、左方向から走ってきた乗用車と衝突した。2人は自転車ごと数メートル弾き飛ばされ、収容先の病院で死亡した。

2人をはねたクルマはそのまま逃走。衝突によって前部が大破していることから、警察では容疑者が付近に乗り捨てている可能性を考慮して捜査を続けていた。22日になって同区内の港湾関係者から「クルマが海中に沈んでいる」との通報が寄せられ、警察が確認したところ、事故に関与したクルマの可能性が高いことがわかった。

該当の車両を海中から引き上げて事故現場で採取した部品と照合したところ一致。ナンバープレートは外されていたが、車台番号などは確認できる状態だという。警察では所有者の行方を追っている。

《石田真一》

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