現場から逃げたのは事実、だからひき逃げ適用

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茨城県警は17日、事故に遭って路上に倒れていた81歳の女性をクルマではねたまま逃走したとして、67歳の男を道路交通法違反の容疑で逮捕した。

茨城県警・水戸署によると、事故が起きたのは16日の午後6時40分ごろ。水戸市袴塚付近の国道118号線で、道路を横断していた81歳の女性が、35歳の男性が運転するクルマと衝突。路上に倒れこんだ。この男性が警察への通報を行っていたところ、女性は別のクルマに再びはねられた。女性は近くの病院に収容されたが、間もなく死亡した。

このクルマは一旦停止したものの、直後に現場からそのまま走り去っており、警察では死亡ひき逃げ事件として捜査を開始。ナンバーの目撃情報から水戸市内に在住する67歳の男が事故を起こしたと断定し、自宅に戻っていた男を道交法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。

警察の調べに対し、男は「黒い物体にぶつかり、戻ると人が倒れていた。他のクルマがはねたというので自分とは関係ないと思って立ち去った」などと供述。「ひき逃げではない」と主張し、容疑を否認している。

女性がどちらの事故が原因で死亡したのかは定かではないが、警察では「救護措置や通報を怠って逃走したことがひき逃げにあたるのは間違いない」と判断。これを理由に逮捕に踏み切ったと説明している。

《石田真一》

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