追突を装って接近、多額の現金を奪って逃走

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9日午前、大阪府大阪市平野区内の私道で、乗用車への追突事故を装って接近した男が、このクルマの車内に置いてあった現金約1000万円の入った紙袋を奪って逃走する事件が起きた。警察では窃盗事件として捜査を開始している。

大阪府警・平野署によると、事件が起きたのは9日の午前10時55分ごろ。大阪市平野区平野北2丁目付近の私道で、48歳の男性が運転する乗用車に対し、後方から走ってきた若い男の乗る原付バイクが追突した。

男はクルマの助手席側に回り込み、ガラスを叩いて男性に窓を開けさせ、「当たったやろ」と声を掛けた。この直後、男は車内へと手を伸ばし、助手席に置いてあった現金約1300万円の入った袋を持ち去ろうとした。男性はこれを阻止しようと袋に手を掛けたために破れ、約300万円分の現金は車内に落ちたが、残りの約1000万円については男が盗み、そのままバイクで逃走している。

警察では窃盗事件として捜査を開始しているが、被害に遭った男性は事件直前に近くの銀行から現金を引き出しており、これを容疑者に目撃されていた可能性が高いとみられている。

《石田真一》

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