スバルのモータースポーツ活動はラリーだけではない。2005年、スーパー耐久シリーズのST2クラスにおいて、『インプレッサ』が3年ぶりのシリーズチャンピオンを獲得した。
ここでもライバルは三菱『ランサー』。ラリーにおけるグループNやPCWRCと同じような構図となっているわけだが、シーズン中盤からは「F」型インプレッサを先行投入。この陣営の力の入れ方に応えて、吉田寿博&小泉和寛のFUJITSUBO hpi IMPREZA(プローバからエントリー)がチャンピオンの座に輝いた。
「序盤3戦は2位続き。今年も厳しいか、と思ったりもしたけど、F型を入れた十勝24時間を勝って、流れを変えることができたと思う」(吉田)
「インプレッサは、いろんな状況に合わせやすいクルマですね。シーズン真ん中以降は、負ける気がしなかった」(小泉)
5月のニュルブルクリンク24時間レースにも、ステファン・サラザンらと一緒にインプレッサ(「E」型)で出場した吉田は、その意義と成果の大きさについても語っている。ニュルでは初陣ながらクラス2位という好結果だった。
(SUBARU Motor Sport Press Conference 2005-2006、5日、東京都内)