立ち往生したクルマとの衝突を避け、バスが路外に逸脱

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24日朝、北海道芦別市内の国道38号線で、前走する路線バスを強引に追い越した乗用車がスピンし、追走する形になったバスが衝突を回避するために急ハンドルを切り、路外に逸脱する事故が起きた。この事故でバスの乗客12人が重軽傷を負っている。

北海道警・芦別署によると、事故が起きたのは24日の午前7時5分ごろ。芦別市本町北7条西6丁目付近の国道38号線で、58歳の男性が運転する乗用車が前を走る北海道中央バスが運行する路線バス(滝川発、芦別行き)を強引に追い越した。

だが、この直後に乗用車は凍結路面でスピンして立ち往生。追走する形になったバスを運転していた32歳の男性は衝突を回避するために急ハンドルを切ったが、バスも同様にスリップ。そのまま対向車線側へ逸脱し、ガードレールに激突している。この事故でバスの乗客12人のうち、18歳の男性が足の骨を折る重傷。他の11人も打撲などの軽傷を負った。

現場は片側1車線の直線道路。事故当時の現場は完全凍結しており、非常に滑りやすい状態だった。警察では乗用車を運転していた男性から業務上過失傷害容疑で事情を聞いている。

《石田真一》

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