21日深夜、滋賀県志賀町内の町道で、ジョギング中の男子高校生が乗用車にはねられて重傷を負う事件が起きた。クルマはそのまま逃走したが、事故現場から約500m先で放置されているのを警察が発見。所有者の行方を追っている。
滋賀県警・堅田署によると、事件が起きたのは21日の午後10時55分ごろ。志賀町小野付近の町道を近くに住む17歳の男子高校生がジョギングしていたところ、前方から猛スピードで走ってきた乗用車にはねられた。この高校生は衝突の弾みで横を流れる川に転落。左足の骨を折る重傷を負った。
この直後、同署のパトカーがガードレールに接触して立ち往生している不審な乗用車を発見。職務質問を実施するために接近しようとしたところ急発進し、そのまま猛スピードで逃走している。再発見したのは約10分後で、運転者はすでに逃走していた。
警察ではこのクルマが男子高校生をひき逃げしたものとみて、業務上過失傷害と道路交通法違反(ひき逃げ)などの容疑で捜査を開始。クルマの所有者の行方を追い、事情を聞く方針だ。