自動車盗難を阻止しようとして振り落とされ重傷

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21日未明、愛知県春日井市内で、クルマの盗難を阻止しようと屋根にしがみついた男性が振り落とされ、重傷を負う事件が起きた。犯人の男は直後に横転して立ち往生したクルマを捨て、徒歩で逃走している。

愛知県警・春日井署によると、事故が起きたのは21日の午前2時5分ごろ。春日井市瑞穂通7丁目付近にある飲食店の駐車場で、この店に勤務する32歳の男性が自分の所有するクルマに荷物を積もうとしたところ、このクルマを物色している若い男がいることに気づいた。

男性が「何をやっている」と一喝すると、男はそのままクルマに乗りこみ、エンジンを掛けて走り出そうとした。男性はとっさに屋根へしがみつき、ルーフを叩きながら「止まれ」と怒鳴り続けた。だがクルマは止まらず、男性を振り落とそうとするかのように蛇行を繰り返しながら走り続けた。男性は約2kmの地点で振り落とされ、右腕の骨を折る重傷を負った。クルマはこの直後に横転。運転していた男はクルマを捨て、徒歩で逃走している。

警察では強盗傷害事件として捜査を開始。逃走している20歳代前半とみられる男の行方を追っている。

《石田真一》

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