観光バス、圧雪路で路外逸脱…夏タイヤのままだった

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13日午前、青森県青森市内の県道で中型観光バスがスリップし、コントロールを失ったまま道路左側の斜面に衝突する事故が起きた。この事故により、乗客乗員12人が打撲などの軽傷を負っている。

青森県警・青森署によると、事故が起きたのは13日の午前10時30分ごろ。青森市駒込深沢付近の県道で、宮城県仙台市内のバス会社が所有する中型観光バスが右カーブを進行中にスリップし、コントロールを失ったまま路外へ逸脱、そのまま道路左側の傾斜面に衝突した。このバスには乗客乗員合わせて18人が乗車していたが、このうちバスガイドを含む12人が座席から投げ出されるなどして、打撲などの軽傷を負っている。

事故当時、現場付近には約20cmの積雪があり、道路上は厚さ2cmの圧雪状態だった。しかし、バスは夏タイヤのままで、チェーンなどの滑り止め装置も使用していなかった。警察ではバス運転手から業務上過失傷害容疑で事情を聞いている。

《石田真一》

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