職務質問の警察官、ナイフで刺されて死亡

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8日午後、千葉県佐倉市内の市道で、検問を突破したとしてパトカーの追跡を受けていた34歳の男が、職務質問していた警察官に隠し持っていたナイフで切りかかる事件が起きた。男に腹部を刺された48歳の警官は収容先の病院で死亡している。

千葉県警・成田空港署によると、事件が起きたのは8日の午後2時45分ごろ。これに先立つ午後2時30分ごろ、新東京国際空港(成田空港)内にある第2ゲート検問所で、免許不携帯を発見された34歳の男が警察官の制止を振り切り、自らが乗ってきたクルマで逃走した。

待機していた48歳の警部補と40歳の巡査部長がパトカーで追跡を開始。男のクルマは東関東自動車道と一般道を経由し、佐倉市下勝田の市道付近まで逃走したが、最終的にはパトカーに抑止された。2人の警官が男をパトカーに乗せようとしたところ、男は隠し持っていたナイフで警部補の脇腹などを刺して逃走した。

警部補は刺されたまま約160m走って男の身柄を拘束。公務執行妨害の現行犯で逮捕したが、警部補は出血性ショックなどが原因で約6時間後に死亡した。

警察では男を殺人容疑で再逮捕する方針だが、警察の調べに対しては「ジャマされたので最初から殺すつもりで刺した」、「成田空港には飛行機の写真を撮りに行こうと思った」などと話しているという。

《石田真一》

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