トヨタ自動車は、中国で輸入ハイブリッド車の正式認証を取得し、日本で生産した『プリウス』30台を中国に導入した。プリウスは、中国で10月1日から施行されたハイブリッド車国家認証制度の下で、正規導入された最初のハイブリッド車となる。
中国政府の新自動車産業政策では「環境改善に貢献する自動車の導入を積極推進」を掲げており、同社はこれに対応するため、ハイブリッド車のプリウスの中国導入を決定し、関係諸機関と調整を進めてきた。
中国向けとなる最初の30台のうち、27台は10月31日に北京で正式に登録を完了し、残り3台についても他の都市での登録を準備中。
今回導入した30台は、中国国内のトヨタ関係会社が保有し、展示会・試乗会など様々なイベントやPR活動を通じ、中国でハイブリッド車をアピールしていく。
トヨタは、中国第一汽車集団公司との車両生産合弁会社の四川一汽トヨタ自動車有限会社の長春工場で、プリウスを生産することを決定している。年内に車両概要、価格、生産台数を発表し、生産も年内に開始する予定。