6日夕方、京都府亀岡市内の国道9号線で、70歳の女性が運転する乗用車が改造エアガンで狙撃され、フロントガラスの一部が陥没するという事件が起きた。同市内では10月下旬にも類似事件が発生しており、警察では警戒を強めている。
京都府警・亀岡署によると、事件が起きたのは6日の午後5時30分ごろ。亀岡市千代川町川関付近の国道9号線を71歳の女性が運転する乗用車が走行していたところ、前方から突然「バーン」という激しい音が響いた。女性は音の発生で何か異変が起きたことを悟ったが、一瞥しただけでは何が起きたのかわからず、そのまま自宅に帰った。
翌7日朝、クルマの様子を改めて点検すると、フロントガラス下部に何かが当たり、その周囲が約2.5cmに渡って陥没していることを発見。警察に届け出た。同署では陥没痕の大きさや、その形状から「改造エアガンで金属弾を撃たれた」と判断。器物損壊容疑での捜査を開始した。
亀岡市内では10月24日にも同様の事件が発生しており、容疑者の逮捕にはまだ至っていない。このため、同一犯が今回の犯行に関与した可能性も考えられるとして、周辺でのパトロールをさらに強化する方針だ。