1日早朝、静岡県熱海市内の国道135号線からクルマが転落し、約100m下の海岸で大破しているのを釣り人が発見し、警察に届け出た。約1時間後に運転席から53歳の男性が救出されたが、男性はすでに死亡していたことが後に確認されている。
静岡県警・熱海署によると、警察が事故発生を認知したのは1日の午前6時30分ごろ。熱海市網代付近で釣りをしていた人から「国道135号線からクルマが転落して海岸に落ちた」との通報が寄せられた。
同署員が現場に急行し、道路から約100m下の海岸で大破しているクルマを確認。通報から約30分後に県警・航空隊のヘリコプターが現場に飛来して周辺捜索を行ったところ、運転席に男性1人がいるのを発見。ただちに救出したが、後に収容先の病院で死亡が確認されている。
死亡したのは所持していた運転免許証から、千葉県内に在住する53歳の男性とみられている。クルマに乗っていたのは1人だけで、同乗者はいない模様だという。
現場は緩やかな左カーブで、クルマは対向車線を逸脱し、道路右側のフェンスを突き破って転落している。現場付近でブレーキ痕は確認されておらず、警察では速度超過と漫然運転の複合要因が事故の原因ではないかとみている。